２００５年０１月３０日
自作：ディップメータ

２００４年６月にＥＨアンテナを製作しました。
その際に知人よりディップメータを借りたのですが、アンテナ製作時に非常に重宝する測定器であることを体感しました。
特に、設置条件により細かい調整が必要なＥＨアンテナの場合は、共振周波数を把握するために必須です。

また、ＡＮＴを自作する際に、ＡＮＴの共振点が一目でわかるので便利です。
市販のＡＮＴでもディップメータを使って、希望の周波数に調整を追い込むことができると思います。

そこで、スワンテック社のディップメータキットを製作することにしました。
本体　＋　３．５ＭＨｚのコイル　＋　送料　で、５Ｋ円でした。



	キットの内容です。 ＣＱ誌２００４年８月号（ｐ50）に製作記事が載っています。 その写真と同じレイアウトで撮影。　(^^; 右下が３．５ＭＨｚ用のコイルです。 このコイルは、完成品ではなく、ボビンにコイルを巻く様になっていました。
	本体のケースを開けると、このようになっていました。 部品実装前のプリント基板が固定されていますので、これを外して各部品を実装していきます。
	プリント基板に、すべての部品を実装し終わったところです。 部品実装時の注意点は説明書にも書いていますが、ダイオードの種類と極性、ＦＥＴの極性、一部のコンデンサの極性、実装部品の高さが１３ｍｍ以下になるように取り付けることなどでしょうか。 部品点数もそう多くないので、休日に半日もかければ作ることができます。
	実装の終わったプリント基板をケースに取り付けた後、スイッチ／メータ／電池スナップなどの部品の配線を行ないます。 電池は、キットに付属していませんので、別途購入する必要があります。
	完成したところです。 ＣＱ誌２００４年８月号にあるように、調整用のＶＲは外部から操作できるように改造したほうが良さそうです。 この状態だと、ＶＲは内部の基板に取り付いていて、ケース側面の穴から小さなマイナスドライバを突っ込んで調整しなければいけませんので。


このディップメータには、周波数カウンタに信号を入れるためのコネクタが付いているので、今度は周波数カウンタを自作してみたくなりました。
目盛り板の周波数を目で読むより、精度良く確認できるし・・・。

早速、家のＡＮＴの共振点をチェックしたところ、ことごとくずれてます。
ゆっくり休める日に、アンテナの再調整をしようかな。

アンテナにつながっているケーブルにワンターンコイルをつけて測定しましたが、ディップメータのコイルとワンターンコイルとの距離で若干ですがディップメータの発信周波数がずれてしまうようです。
（Ｒｉｇでディップメータの発信周波数付近を受信し、ビート音で確認しました。）
ですが、アマチュアが使うディップメータとしては十分ではないかと思います。

このディップメータ、今後、活用していきたいと思います。

・・・・、あっ、３．５ＭＨｚ用のコイル作るの忘れてる・・・・・。　(^_^;

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